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サ高住看護師は楽?きつい?10年働いて分かったリアルな実態

サ高住看護師が楽なのかきついのかを比較したイメージ画像

サ高住で働く看護師は「楽そう」と言われることが多いですが、実際のところはどうなのでしょうか。

結論から言うと、病棟と比べて身体的・精神的な負担は軽い傾向にありますが、人によっては「きつい」と感じる場面もあります。

この記事では、サ高住で約10年働いた経験をもとに、楽な点ときつい点の両方を忖度なしで解説します。転職を考えている方の、失敗しないための判断材料になれば幸いです。

目次

サ高住看護師は楽なのか?

高齢者とナースがテーブルで笑顔で会話している画像

結論として、病棟と比べると「楽だ」と感じる人は圧倒的に多いです。実際に私自身も、病棟からサ高住へ移ってから、心のゆとりが全く変わりました。その理由は主に以下の3点です。

1. 時間に余裕がある

私がサ高住に転職して一番違いを感じたのは時間に余裕をもって仕事ができることです。

何時に何をやるのかが決まっているため、病棟のように“次から次へと業務が降ってくる”感覚はほとんどなく、1つ1つの業務に落ち着いて対応できる環境でした。

急変時に昼休憩が取れなかった場合でも、上司が配慮してくださり遅めの昼休憩をしっかりとることもできていました。

突発的なイベントが少ないため定時に遠慮なく退勤できる点も魅力的です。お陰様で充実したアフター5を過ごせていました。

このように病棟と比較して時間的に余裕のある働き方ができるのが、一番楽に感じた点です。

サ高住看護師の具体的な1日の流れは、こちらの記事で詳しく解説しています。

サ高住看護師の仕事内容 1日の流れと病棟との違い

2. 難しい技術や判断が必要な場面が少ない

サ高住看護師の主な業務はバイタルチェックや配薬管理、軽度な傷の処置などです。

高度な医療技術を求められる場面は多くありません。

必要とされるのは「傾聴力」や「共感力」です。一緒に悩みを解決していきましょうという寄り添う気持ちが必要とされるケースが多いです。

これらができる看護師は入居者様からの評判が高くなります。入居者様からの信頼が高くなればより良いサービスや生活の質を提供しやすくなります。

例えば「身体を動かすのは面倒臭いけど、あなたが言うならやってみようかしら」と廊下歩行をされる入居者様もおられました。

技術や知識を使わないから楽というより、求められているものが違いますね。

3. 看護研究がない

サ高住では看護研究は基本的に実施していません。業務が住居での生活支援であり、医療行為を目的としていないからです。

サ高住の制度概要はこちら(厚労省)

あまり大きな声では言えませんが、病棟ほど一般的ではないのはホッとしています。

ただし、研修への参加は業務命令としてありました。そしてその研修で学んだことを実際の業務にどう落とし込むのかを考え職場内で発表もしていました。

看護研究はありませんが、業務の効率化や入居者様の生活の質を保つ学びや研鑽は別の形で必要です。

サ高住看護師が「きつい」と感じるポイント

疲れた看護師の画像

通常業務に「きつさ」はない

正直に言いますと通常業務が「きつい」と感じたことはないです。ただし対応が難しいと感じることはありました。

病棟では患者さんという立場ですが、サ高住では入居者様は“生活者”です。そのため、価値観やこだわりが強く出ることがあります。

例えば、入居者様同士のトラブルや、生活習慣に対する強いこだわりなどです。愚痴を聴いて欲しいと言われる人も居るし、掃除の手順を事細かに要望される方もおられました。

こうした問題は医療だけでは解決できないため、対応に悩むこともありました。ただし、これらは体力的にきついというより、人間関係や対応力の問題であり、病棟の忙しさとは性質が異なります。

キャリア面での「きつさ」がある

既にほかで十分に経験を積んできた人なら問題ではないでしょう。しかし、経験の浅いままサ高住勤務を選択すると経験年数だけ積み上げた看護師になってしまいます。

そうなると看護師としての選択肢を狭める結果になってしまいます。

実際に転職を考えたときに、『病棟経験が浅いままサ高住に来てしまった』ことを不安に感じる可能性はあります。

経験ができない分、せめて看護師としての知識は日ごろから蓄えるようにしておくべきだと感じています。

まとめ:結局、サ高住は楽?きつい?

公園で話す高齢者と笑顔の介護スタッフ女性の画像

結論として、サ高住は「多くの人にとって病棟より楽に働ける環境」だと言えます。

その代わりキャリア面での不安や入居者様とのコミュニケーションなど「人間力」が必要になる場面があります。

「きつさ」というよりも性に合っているかが重要になります。

もし、今あなたが「病棟の忙しさが限界だ」「もっと患者様に寄り添う看護がしたい」と感じているなら、サ高住は有力な転職先の候補となります。

大切なのは、「楽そう」か「きつい」かで選ぶのではなく、こうした実態を理解した上で、自分に合う働き方かを考えることが大切になります。

少なくとも、私自身は『サ高住に転職して後悔した』と感じたことは一度もありません。むしろ、もっと早く知っていればよかったと思っています。

もし今の働き方に悩んでいるなら

「病棟がつらい」と感じているのであれば、無理に今の環境に居続ける必要はありません。私自身、サ高住という選択肢を選んだことで、看護師としての新しい視点を持つことができました。

サ高住以外にも、クリニックや訪問看護など、今の経験を活かせる場所はたくさんあります。

今すぐ転職する必要はありませんが、今の自分がどんな選択肢を取れるのかを知っておくだけでも、不安はかなり軽くなります。

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この記事を書いた人

サ高住歴10年。病棟が合わず転職し、自分に合う働き方を見つけた経験を発信

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